TOPICS新着情報

「インクルひろば」さんが「中学3年生向けの冬期集中教室」を開催!

新着情報

2025年もあとわずかとなった、12月26日。BE KOBEメットライフ財団学習支援アワード2025でブロンズ賞を受賞した、神戸市北区の「NPO法人インクルひろば」では、中学3年生向けの冬期集中教室が行われていました。

「インクルひろば」は、指導員が元塾講師で5教科すべてに対応できることに加え、食事も提供することが特徴の学習支援教室です。

この日、教室を訪れたのは9人の中学3年生。それぞれ自分の習熟度に合ったテキストを持ち込み、学習を始めます。

英語、数学、理科……。中学3年生ですから、高校入試の過去問題テキストを進める生徒がいる一方で、実際の年齢より少し下の学年のテキストを使って、基礎を固める子も。

この日の指導は、教室を主宰する近澤麻美子さんとサポートメンバーの渡邊大祐さん。生徒が問題に苦戦している様子を察知すると、答えを導くための考え方をアドバイスします。

教室の開催は午前10時から正午までの2時間。1時間経ったところで近澤さんが休憩を告げますが、そのまま問題を解き続ける生徒も多かったです。取材のカメラが入っているにもかかわらず気が散っている様子もなく、みなさんの集中力に驚かされました。

正午になり、学習タイムは終了。でも「インクルひろば」は、ここからがお楽しみの時間です。11時30分ごろに教室に届けられたお弁当を、みんなでいただきます。

普段は「インクルひろば」のお弁当事業部門のスタッフさんが作ってくださっていますが、この日は年末でお弁当事業部門がお休み。そこで株式会社王将フードサービスさま(餃子の王将)が子ども食堂向けに無償提供している「お子様お弁当」を今日の活動に活用したそうです。

これまでの静かな2時間と打って変わって、食事の時間は和気あいあい。いろんな話題が飛び交います。生徒のみなさんにとって、ホッとする時間なんだろうなと感じました。

2024年1月から、この学習支援教室を始めた近澤さん。教室に訪れる生徒の中には、さまざまな困難を抱えた子どもたちもいますが、対応に困った記憶はないと言います。

「個別にきちんと向き合えば、問題だと思っていたことが、意外にそうでもなかったりすることもあります。『難しい子』がいるというより、(学校という)集団教育の限界もあるのかもしれませんね」

最後に、BE KOBEメットライフ財団学習支援アワードの賞金(助成金)の使い道を聞いてみました。

「2025年夏休みに開催した中3生特別講座の(外部講師の)講師料や交通費、そしてこの冬期集中教室で使い切りました!本当にありがたかったです」

夏休みの特別講座の開催は8月、アワードの開催は9月でした。アワードで賞金を獲得できるかわからない状況で、外部講師には「ボランティアになってしまうかもしれませんが」とお願いしたのだそうです。

講師料の支払いができて一安心ですが、資金面が課題であることは変わりありません。多くの学習支援団体が同様の問題を抱える中、大吉財団は今後もさまざまな企画で、みなさんの活動を後押ししていきます。